手帳の風景を作るもの

手帳の風景を作るもの
手帳の風景を作るもの

先日参加しました東京インターナショナルペンショーでは、各出展者はこの催しに来られるお客様に好まれるものにフォーカスした品揃えで、それぞれのお店や会社、クリエーターの世界観を提案されていました。
万年筆店はオリジナルインクとオリジナル万年筆を前面に出しているところが多く、当店のようにペン先調整、万年筆、革製品、木製品、紙製品など色々な商材があるところはありませんでした。
せっかく東京まで行くのだからと何でも売りたい、という気持ちがはやったこともあるし、提案したいことがいくつもあったから、多様な品揃えになってしまった。
ペンショーで当店ができることで、求められていると実感したのは、ペン先調整でした。
店頭ですぐにペン先調整をしているお店が少ないこともありますが、それだけ万年筆の書き味に対して要望のある人が多いのだと感じました。
ペンショー前夜の親睦会で聞いた話では、海外ではペン先調整をするお店はほとんどないということを聞きました。
日本ならではの需要ではなく、ペン先調整に対する需要が海外にもあるのだと知ることができたのは収穫でした。

ペン先調整を施した万年筆の販売の他に、ペンショーのお客様に見せたいと思っていたのが、システム手帳の中身をカスタマイズすることでした。
特にM5サイズのシステム手帳は小さく、ポケットに入る遊び要素の強いシステム手帳だと思っています。
広く売られているアシュフォードのM5リフィルの他に、かなじともこさんがデザインしている「そら文葉」と、当店オリジナルの「Liscio-1紙方眼リフィル」「カンダミサコM5用ペンホルダー」は、手帳を自分仕様にカスタマイズしたいと思っている人に選ばれていたと思います。

私だけかも知れませんが、手帳の表紙を開いた時にすぐ何かを書いた紙が見えるのは何となく白ける気がします。
中表紙のようなものがあって欲しいと思って作ったものが、羊皮紙という紙で作った「デバイダー」でしたが、こういうものが手帳の中の世界を演出するのだと思います。
ちなみにデバイダーは付箋やインデックスなど耳を付けるとインデックスにもなります。

東京インターナショナルペンショーに間に合うようカンダミサコさんが作ってくれた、ブッテーロの1枚革で作ったペンホルダーも自慢の1品でした。
良い革を使ったかっこいいペンホルダーなので、多くの人に使っていただきたいと思っています。
試作を重ねて少しずつ完成形に近付けていったカンダミサコさんのクリエイティビティーが発揮された、シンプルだけどオリジナリティのあるペンホルダーで、ペリカンM400くらいの太さまでなら、スムーズに出し入れできます。
また、M5手帳にペンを合せて持つ場合、長さ12cmくらいまでのペンが合うと思っています。当店は、ペリカンM400を細字研ぎ出し加工を施したものを販売していて、M5手帳と大変相性の良い組み合わせです。
このペンホルダーは、ペンと手帳を結び付け、手帳の世界を作ってくれるもので、東京でも多くの人に見てもらいたいと思っていました。
おかげさまで多くの方に実際ごらんいただき、今回持って行った商品の中ではよく売れていたと思います。
やっとホームページにも更新しましたので、ぜひご覧下さい。

⇒カンダミサコ「M5手帳用 ペンホルダー」

関連記事

*前の記事「消費税率変更に伴う料金の変更などにつきまして」