工房楔春のイベント開催 3月26日(土)27日(日)

工房楔春のイベント開催 3月26日(土)27日(日)
工房楔春のイベント開催 3月26日(土)27日(日)

工房楔の作品はたくさんありますが、当店のオリジナル企画として発売しているものに「こしらえ」があります。

こしらえはパイロットカスタム742、カスタムヘリテイジ912の首軸から先のペン先ユニットをそのまま使うことができる、銘木万年筆軸です。
書き味も使い勝手も一流のこれらの万年筆を、さらに使い込むことで軸も育てられる楽しみを持つことが出来ます。
銘木の軸は使ううちに木に含まれる油分が表面に出てきて艶を作り、新品の時よりもどんどん良い風合いになってきます。
長い時間使って育てた軸を、ペン先ユニットを差し替えることで違う用途でも使うことができる。それはその万年筆を長く使いたいと思った時有利だと思います。
ペン先も使い込むことで育っていきますので、使い込んで書きやすくなったペン先を違うボディにして気分を変えることもできるという、こしらえには二重の楽しみがあるということになります。

こしらえに使う木軸は様々なものがあり、その時使うことができる良材を工房楔の永田氏が選んで製作してくれています。
花梨はやはり工房楔の代表的な素材で、模様も複雑で面白い。油分を多く含む素材なので艶も出やすいので、楔商品の素材選びに迷われている方には花梨をお勧めしています。
私は「キレイと汚いの間」のような素材感が好きなので、チークや桑、ブライヤーなどが好きですが(あくまでも主観です)、人それぞれの好みが分かれるところです。

こしらえのネジやキャップの内側、キャップのヘリには木以外の素材を使っていますが、ステンレス、エボナイトという順番で発売してきました。
ステンレスは、重量がありバランスのアクセントになって、いつでもきれいな状態にある木との対比が鋭くて良い素材です。
エボナイトは軽いので自然な使用感で、その模様や色合いから木との親和性が高い素材だと思っています。

このたびのイベントでは、新たに真鍮パーツ仕様のものを発売します。
真鍮は磨くとピカピカの金色になり、使ううちに光沢が落ち着いてくる、エージングする木に近い金属だと思っています。
工房楔の永田篤史という木工家の、木を見る確かな目と腕の良さを生かすことができて、万年筆を使っている人の要求を満たしたものがこの「こしらえ」だと思っていて、当店は今後もこのこしらえを永田氏とともにより良くしていきたいと思っています。

永田さんは今回のイベントでチタンパーツの万年筆も仕上げてくれることになっています。
今回も注目するべき新たなネタを持ち込んでくれますので、ぜひイベントに足をお運び下さい。

⇒万年筆銘木軸「こしらえ」