ミネルバボックスの革

ミネルバボックスの革
ミネルバボックスの革

六甲アイランドの鞄店、ル・ボナーの松本さんのブログにも出ていましたが、6月のヨーロッパ旅行は私たちにとって本当に良い思い出となっています。
かなりハードな日程で、体力の限界まで歩き続け、男だけで狭い部屋で寝起きするという毎日を2週間近く続けていました。
ホテルに帰ったらシャワーを浴びるのが精一杯で、すぐにベッドに入ってしまうという極限状態でも本当に楽しかったと思います。
体力の限界に挑んだ男だけの生活をしていると、気まずくなったり、言い争いなど気持ちがすれ違うことも起こりそうなものですが、そういうこともなく和やかに旅を続けることができたのは奇跡に近いことなのかもしれません。

毎日歩き続けた旅行でしたが、足が痛くならなかったのは、多少履きなれていたビルケンシュトックのメンフィスという靴を履いていたおかげだというのは間違いありませんが、もうひとつ歩き続ける役に立ったのは、ル・ボナーのパパスショルダーでした。
パパスショルダーの中に、長財布、デジカメ、パスポート、万年筆ケース、旅ノートやドイツ、チェコでは夜が冷えましたので薄い上着まで入れていました。
このようにそれなりにたくさんの荷物が入る鞄ですが、荷物が少ない時でも、体にピッタリとフィットしてくれて、たすき掛けしてもその姿が幼くならず、それなりにサマになります。

松本さんが長年の経験から作り出したこの鞄の形や構造がそれを実現していますが、もうひとつの要因として、パパスショルダーに使われている革の丈夫さとしなやかさにあると思っています。

私が使っているパパスショルダーは、ミネルバボックスという素材感のある非常に上質な革を使っています。

この革の特長は、タンニンなめしによる自然な風合いと良い香り、そして固く絞った布で水拭き(やり過ぎに注意)することにより革の表情を自分で作り出せるところだと思っています。

何もせずに使っていても艶が出て良い感じのエージングをしてくれますが、水拭きすることにより革に含まれたオイル分が表面に皮膜にようなものを作り色が濃くなり、艶を出すということもできます。
そのように表情を作ることができる革を松本さんと出会うまで知りませんでした。
ブッテーロも水拭きが効果的な革ですが、やはりミネルバボックスの変化は強烈です。
同じ革で作られているペンケースがデブペンケースのミネルバボックス仕様です。
ファスナー式の大きなペンケースで、ル・ボナーさんの長年に渡る定番商品です。
鞄は使わない日もありますが、ペンケースは四六時中近くにあり、より手に触れることが多いと思いますので、ミネルバボックスのような素材感を感じることができる上質な革で作られたものには、より愛着が湧くように思います。
デブペンケースには、ミネルバボックスの革を含めて3種類の革のバリエーションがあります。
しっかりとした革質でエージングの美しいブッテーロの革のタイプはル・ボナーさんで長年作られてきたものです。
シュランケンカーフは発色が明るいとてもきれいで、しなやかな革です。
傷に強いところもポイントだと思っています。
パパスショルダーは、ル・ボナーさんで扱っている名作鞄で、デブペンケースは当店でも扱っています。

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